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理由はよくわからないけど「この部屋なんかおしゃれだな」って感じることありますよね。
その「なんかおしゃれだな」の正体は家具や雑貨の「素材」です。
実は、素材が変わるだけで受ける印象がガラッと変わります。
この記事では、今までアイテムの素材を気にしたことがなかった初心者さんに向けて、素材選びのコツを解説します。
この記事を読むことで、部屋をおしゃれにするためにどんな素材を選べばいいかがわかるようになります。
素材選びのコツをつかめば一気におしゃれセンスがアップするので、ぜひ最後までご覧ください。
「素材選び」で部屋の印象はコントロールできる!
素材選びでどのように雰囲気が変わるのか見ていきましょう。
素材で変わる印象の違い
上の写真を比較すると、雰囲気が違うのは一目瞭然ですよね。この2つの大きな違いは家具や床面の素材の違いです。この2つのお部屋を比較してみましょう。
左の部屋 | 右の部屋 | |
---|---|---|
床面素材 | ウッド(木製) | タイル |
家具全般素材 | ウッド(木製)・ラタン | ガラス・メタル(金属) |
受ける印象 | やわらかい・ナチュラル | クール・かっこいい |
ウッドやラタンをメインにしたお部屋は、ナチュラルでやわらかい印象なのに対し、メタルやタイルをメインにしたお部屋はクールでかっこいい印象です。
素材によってこれだけ与える印象が違うのはびっくりですよね。
ちなみに、いろんな素材の印象を表にまとめてみました。
ウッド(木製) | ナチュラル感 優しい 落ち着き |
ファブリック(布全般) | カジュアル やわらかい |
レザー | 高級感 洗練された印象 重厚感 |
メタル(金属) | クール 洗練 工業的 |
ゴールド(真鍮等) | 高級感 洗練 豪華 |
ガラス | 透明感 軽やか 解放感 |
タイル | クール 洗練 モダン |
石材 | 無機質 重厚感 冷たさ 高級感 |
植物 | ナチュラル感 癒し 優しい |
プラスチック | 軽い シンプル すっきり |
陶器・セラミック | 手作り感 素朴 温かみ |
韓国インテリアでよく使われる素材はウッド・ファブリック・植物
各素材の印象を紹介しましたが、それらの素材をたくさん使えばいいかというと、そうではありません。
じゃあ、どれを選べばいいの?
という疑問の回答になるのが「インテリアスタイルによって素材が決まってくる」です。
インテリアスタイルが決まれば自然と合いやすい素材も決まってくるので選ぶのが簡単になります。
まだ理想のインテリアスタイルが定まっていないという方はこちらで解説しています。
ちなみに「韓国インテリア」ならウッド・ファブリック・植物などがよく使われます。
さっきの表と照らし合わせてみると、
ウッド(木製) | ナチュラル感 優しい 落ち着き |
ファブリック(布全般) | カジュアル やわらかい |
植物 | ナチュラル感 癒し 優しい |
どれもナチュラルや優しい印象のものばかりですね。
だから、韓国インテリアは「やわらかくて優しい雰囲気が特徴のスタイル」となるわけです。
素材の割合で殺風景にもゴチャゴチャにもなる
どんな素材を選べば良いかがわかったところで、今度はどんな割合で選ぶのかという話です。
素材の割合は「シンプル」60%「ディテール」40%
素材は大きく分けると「シンプル」と「ディテール」の2つに分けることができます。
ディテール→ 存在感強めで印象が残りやすいもの
シンプル → 存在感弱めですっきりした印象になるもの
シンプルな素材ばかりだと部屋が殺風景で寂しい印象になりがち。逆にディテールアイテムばかリだとゴチャゴチャして落ち着かない印象になってしまいます。
いちばん良いバランスはシンプル60%、ディテール40%です。
では、どの素材が「シンプル」でどの素材が「ディテール」なのか?
こちらの表にまとめてみました。
シンプルかディテールかは相対的なものなので、「これがシンプル!」とか「これはディテール!」みたいに断定はしにくいですが、上の表は参考になると思います。
本物の素材は質感が全然違う!
部屋づくりをしていくと、見た目は同じ素材でも質感が全然違うものがあることに気付くと思います。
- 天然ウッドと木目プリント
- 石材と石目調プリント
- レンガとレンガ風壁紙など
最近ではとてもリアルな質感のものも増えてきてはいますが、やはり本物と比較すると質感が全然違います。
- 本物 → ディテール寄りのアイテム
- プリント → シンプル寄りのアイテム
と覚えておくといいですよ。
そして、インテリアには「すべて本物を使うべきだ」ということではなく、目立たせたい物、部屋の主役にしたい物だけは本物を使うとおしゃれレベルがグッと上がるのでおすすめです!
素材バランスの調整方法
- 寂しく感じるなら、ディテールアイテムを増やす
- ゴチャっと感じるなら、ディテールアイテムを減らす
上の写真は入居時の状態でシンプル100%。
このままだ当然寂しい印象なので、ここに40%のディテールアイテムを追加していくイメージです。
逆にこちらの写真のように植物や柄物などディテールアイテムが渋滞している時はディテールアイテムを40%ぐらいまで減らしてあげましょう。
割合はあくまで目安なので、今のお部屋が寂しく感じるなら「ディテールアイテム」をプラス、ゴチャっとしていると感じるなら「ディテールアイテム」を減らすというような感覚でOKです!
おしゃれ部屋の「素材選び」実例
おしゃれな韓国インテリアのお部屋でどんな素材が使われているか実例を一緒に見ていきましょう。
ナチュラル感があって優しい雰囲気のこちらのお部屋。
一見シンプルな部屋に見えるけど、殺風景な感じがしないですよね。
その理由は本物の質感の家具を使用しているからです。
シンプルなお部屋に本物の質感の家具と観葉植物でディテール割合をプラスして足し算の考え方で調整しています。
続いてはこちらのお部屋。ガラスやメタル素材のテーブルとイスを選ぶことでスタイリッシュな雰囲気を演出しています。
そして、このお部屋の特徴はなんといっても左側の飾り棚。
ここに置かれた奇抜なデザインの雑貨は「素材」ではないですが、ディテールアイテムに分類されます。
たくさんあるディテールアイテムとのバランスを取るために、テーブルやイスをシンプルアイテムにしています。
また、カーテンもあえてファブリックのカーテンではなく、ブラインドにすることでシンプルかつスタイリッシュに。
こちらのお部屋は引き算の考え方でバランス調整しています。
具体的なインテリア素材選びの4ステップ
今のお部屋を理想の雰囲気に近付けるための4ステップを紹介します。
一緒に実践していきましょう!
- 理想のお部屋の雰囲気を言語化してみる
- 今と理想の雰囲気を比較して素材を調整する
- お部屋の主役は本物の質感を
- ディテールアイテムでバランス調整
ステップ1 理想のお部屋の雰囲気を言語化してみる
思い描くあなたの理想のインテリアはどんな雰囲気のお部屋でしょうか?
ナチュラルで落ち着いた雰囲気?
スタイリッシュな感じ?
クールでかっこいいイメージ?
言語化すると、その後の素材選びがやりやすくなりますよ。
こちらの一覧表を見ながら考えてみるのも良いと思います!
ウッド(木製) | ナチュラル感 優しい 落ち着き |
ファブリック(布全般) | カジュアル やわらかい |
レザー | 高級感 洗練された印象 重厚感 |
メタル(金属) | クール 洗練 工業的 |
ゴールド(真鍮等) | 高級感 洗練 豪華 |
ガラス | 透明感 軽やか 解放感 |
タイル | クール 洗練 モダン |
石材 | 無機質 重厚感 冷たさ 高級感 |
植物 | ナチュラル感 癒し 優しい |
プラスチック | 軽い シンプル すっきり |
陶器・セラミック | 手作り感 素朴 温かみ |
ステップ2 今と理想の雰囲気を比較して素材を調整する
仮に理想が「ナチュラルで落ち着いた雰囲気」であれば、今のお部屋がナチュラルで落ち着いた雰囲気かどうかを確認してみましょう。
スマホで写真を撮って確認するのがおすすめ!
写真の方が客観的に見れるし、理想のお部屋との比較もしやすい!
もし、理想の雰囲気と違うと感じたら、上記の一覧表を参考に理想の雰囲気に近い素材を取り入れてみたり、逆に理想と違う素材を取り除いてみましょう。
理想の雰囲気 ナチュラルで落ち着いた優しい雰囲気
メイン素材 ウッド・ファブリック・植物
調整素材 少し高級感も欲しいから小物でゴールドを追加しよう
ステップ3 お部屋の主役は本物の質感を
おしゃれなお部屋にするなら、主役は決めておきましょう。
- お気に入りのソファ
- ダイニングテーブル
- 趣味のグッズを集めた、ディスプレイゾーン
- 入口からパッと目に入る大きなアートなど
これを主役にすべきというルールはないので、お気に入りの物、みんなに見てもらいたい物などを主役にするのが良いと思います。
ただ、家具を主役にする場合は本物の素材を選ぶことをおすすめします。
例えば、ウッド素材のダイニングテーブルを主役にする場合、木目調の安いテーブルではなく、天然木を使ったテーブルにしましょう!主役の家具にチープ感が出てしまうと、お部屋全体がチープな印象になってしまいます…
この部屋では「カフェテーブルゾーン」を主役にしているので、テーブルとイスは天然木のちょっと高価な物を選びました!
ラウンドカフェテーブル
やっぱり主役が引き立つと空間のおしゃれ度がグッとアップしますね!
ステップ4 ディテールアイテムでバランス調整
最後はバランス調整です。
お部屋全体を見渡して、もの足りなさを感じるなら、ディテールアイテムを追加しましょう。逆にゴチャっとした印象ならディテールアイテムを減らすことで調整します。
バランス調整におすすめのディテールアイテム
インテリアグリーン
1つ目はフェイクグリーンです。
手軽にナチュラル感をプラスできるし、どんなインテリアスタイルにも合うので使いやすいディテールアイテムです。
ディテールの割合によっては2~3つ置くのもOK!
パンパスグラス
色味を追加せずにディテールアイテムをプラスしたいという人はパンパスグラスが使いやすいです。
パンパスグラス
お部屋のアクセントカラーをグリーンにしていない人はパンパスグラスやドライフラワーなどの色味がない植物がおすすめです。
まだ配色が決まっていないという方はこちらで解説しています
ラタンミラー
ラタンも天然素材の質感が強いディテールアイテムです。
ラタンミラーは韓国インテリアの定番アイテムなので、お部屋のディテール感をプラスするとともに韓国インテリアの雰囲気も出してくれます。
おしゃれな部屋が密かにやってる素材選びのコツまとめ
おしゃれな部屋の住人は素材でお部屋の印象が変わることを知っています。
自分が目指す理想の部屋に合わせた素材選びとディテールアイテムのバランスを意識してみましょう!
- 素材選びで部屋の印象はコントロールできる!
- 素材の割合で殺風景にもゴチャゴチャにもなる!
次回は「照明で部屋をおしゃれにする方法」の解説です。
ひとつずつ順番に進めていきますので、一緒におしゃれなお部屋を作りましょう!
以上でーす。