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「私の部屋もカフェっぽい雰囲気にしたいな…」
と思ったこと、あなたも一度はありますよね。
実は、お部屋をカフェっぽい雰囲気にすることは一瞬でできます。
方法は照明を変えるだけです。
照明の光は部屋全体に影響を与えるので効果絶大です。
この記事では、初心者向けに部屋をおしゃれにするための照明の使い方を解説します。
この記事を読むことで、あなたのお部屋もカフェっぽい雰囲気にできます。
実例も含めてわかりやすく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
照明で押さえるべきは「3つの役割」と「2つの色味」だけ
照明の3つの役割
照明には大きく分けて「ベース照明」「タスク照明」「演出照明」の3つの役割があります。
- ベース照明
- タスク照明
- 演出照明
この役割を理解して照明を使うだけでお部屋のセンスがグッと上がりますよ!
ベース照明
部屋全体の明るさを保つための照明です。
シーリングライトやダウンライトなど天井に設置する物はだいたいベース照明です。
部屋全体に明るさを与え、基本的な明るさをつくる役割です。
タスク照明
仕事や読書など、作業を行うエリアを照らすための照明です。
デスクライトやキッチンのカウンターライトがこれに該当します。
必要な部分だけを明るくすることで、効率的に作業できるようにする役割です。
演出照明
お気に入りの場所やアイテムを強調したり演出する照明です。
アートを照らすスポットライトや間接照明、テーブルランプなどが該当します。
部屋に奥行や立体感を与え、おしゃれな雰囲気を作ります。
照明の2つの色味
照明の光に色があることは知っていますか?
覚えておくべき光の色味は2種類
- 青っぽい光 → 昼光色(ちゅうこうしょく)
- オレンジっぽい光 → 電球色(でんきゅうしょく)
昼光色
作業性や見やすさ重視の色味です。
主に学校やオフィス、公共施設で使われています。
活動的な印象を与え、昼間に使われることが多いです。
電球色
演出や落ち着いた雰囲気の色味です。
主にカフェやホテルのラウンジなどで使われています。
落ち着いた印象を与え、寝る前に使うと睡眠に良いと言われています。
おしゃれな部屋を作る照明の種類
照明器具によっても役割が変わってきますが、1灯だけに頼らないようにするとカフェっぽい雰囲気を演出できます。
ただ、使い方を間違えると、暗いだけということにもなりかねないので、一旦それぞれの特徴や役割を見ていきましょう。
シーリングライト
一般住宅で最もよく使われている照明です。
明るくて、安価なので取り入れやすいのが特徴です。
- 用途:部屋全体を明るくする(ベース照明)
- 主な使用場所:リビング、寝室
ペンダントライト
天井からぶら下がっている照明です。
おしゃれなモノも多いので、部屋のアクセントによく使われます。
- 用途:真下を明るくする(タスク照明)
- 主な使用場所:ダイニングテーブルの上
フロアランプ
床置きの背が高い照明です。
下側だけじゃなく上側を照らすことで天井を明るくして、部屋を広く見せる効果も。
- 用途:部屋の一部分を明るくする(タスク照明・演出照明)
- 主な使用場所:ソファの横や部屋の角
デスクライト
デスクの作業用照明です。
仕事や勉強用の机にもっともよく使われます。
- 用途:デスク上を明るくする(タスク照明)
- 主な使用場所:仕事・勉強部屋のデスク
テーブルランプ
置き型の卓上照明です。
就寝前の読書のようなタスク照明として使われたり、部屋の寂しい箇所に演出照明として使われたりします。
- 用途:卓上の一部分を明るくする(タスク照明・演出照明)
- 主な使用場所:ベッドサイド、棚上等
スポットライト
部屋の特定の場所を強調するために使われる照明です。
狭く強い光で照らせるので、目線を集める効果があります。
- 用途:特定のものにスポットを当てる(演出照明)
- 主な使用場所:リビング・書斎
シーリングスポットライト
シーリングスポットライトはシーリングライトとスポットライトの中間的存在です。
ベース照明としては明るさが弱く、スポットライトにしては強調が弱いです。
ただ、これが結構使えるので「おしゃれ照明の取り入れ方4ステップ」のステップ3で後述します。
- 用途:ぼんやり全体を照らす(ベース照明と演出照明の中間)
- 主な使用場所:リビング・寝室
カフェっぽさを演出する照明の使い方
お部屋をカフェっぽい雰囲気にしたいなら、電球色で必要なところのみ明るくして明暗のメリハリをつけることが大切です。
電球色で必要なところのみ明るくして、明暗のメリハリをつける!
明るさが必要な場所のみ明るくする
お部屋に明るさを必要とする箇所は実はそんなに多くありません。
- 食事をするテーブルの上
- 仕事・勉強をするデスクの上
- いつも読書をするソファ
- ベッドサイドなど
このあたりの場所さえ明るくなれば、意外と生活に支障はないと思います。
ちなみにキッチンや洗面所などはおそらく据付の照明があるはずなので、ここには含めていません。
明暗のメリハリをつければ、カフェっぽくなる
おしゃれな「カフェ」と言われてイメージする代表格はおそらく「スタバ」ですよね。
なので、「カフェっぽさ」の正体を探るため、スタバの照明の使い方を研究してみました。
- 照明は基本スポットライト
- 光の色味は電球色
- 客席、レジ、メニュー板、アートのみスポットで照らす
- それ以外は基本暗めで明暗のメリハリ(昼間の太陽光は別)
もちろん例外はありますが、基本的な照明プランはこんな感じだと思います。
つまり、明暗のメリハリをつけるだけで基本的な照明プランがスタバと同じになるので、カフェっぽくなるというわけですね。
実例をもとに照明の使い方を解説
演出ゼロのもっともよくある照明パターン
シーリングライト1灯で全体を照らすもっともベーシックなパターンの照明方法です。
1灯でベース照明兼タスク照明の役割を担っています。
見やすさを重視するならこちらで問題ありませんが、カフェっぽさを出したいなら演出の割合を増やしたいところです。
演出重視のおしゃれ部屋実例
こちらのお部屋はペンダントライトをダイニングテーブルのタスク照明として使用しています。
タスク照明とは言っても、ペンダントライトのデザイン自体がおしゃれなのでこれだけでもお部屋のアクセントになりますね。
ブラケットライトの方はアートを照らすための演出照明です。
こちらの照明は工事が必要になるので、直接参考にはしづらいですが、アートを照らすことで空間が引き立ちます。
全体的にはベース照明がほぼないので、明るいところと暗いところの差が出てカフェっぽい雰囲気になっています。
こちらのお部屋もペンダントライトをダイニングテーブルのタスク照明兼器具のデザインでアクセントにしています。
カウンター上にも違う種類のペンダントライトがあり、こちらは演出照明として使用してますね。
キッチン用のタスク照明としてダウンライトを設置していますが、ダイニングに漏れた光はベース照明としても機能しています。
4種類の照明の高さがそれぞれ違うことで、動きが出て立体感のある照明になっているところが参考ポイントです!
こちらのお部屋はどちらの照明も演出照明として使用しています。
フロアランプはデザイン自体がおしゃれでお部屋のアクセントになっています。
また、部屋の隅は薄暗くなりがちなので、フロアランプを置くことで開放的な雰囲気を演出できます。
テーブルランプはお気に入りの雑貨ゾーンを照らすことで雑貨を目立ちやすくする効果があります。
このお写真では写っていませんが、おそらくベース照明を強めにしていると思うので、ベース照明の明るさを絞ると、また違った雰囲気になると思います。
おしゃれ照明の取り入れ方4ステップ
ここからはおしゃれ照明を取り入れるための具体的な4ステップを紹介します。
- ステップ1 明るさが欲しい場所をリストアップ
- ステップ2 リストアップした箇所に照明を配置する
- ステップ3 最低限の明るさを確保したところでベース照明の調整
- ステップ4 暗くて寂しいと感じるところに照明をプラス
ステップ0 前提条件
今回、照明をおしゃれに変えるのはシーリングライトを使用しているワンルームのお部屋です。
ワンルームのお部屋ですが、照明の基本は一緒なので自分のお部屋に置き換えてぜひ実践してみてください。
また、工事が必要な照明器具は一切使わないので、ご安心ください。
ステップ1 明るさが欲しい場所をリストアップ
まず、生活上明るさが欲しい場所をリストアップしましょう。
一般的に明るさを確保したいのはこの辺りです。
- 食事をするテーブルの上
- 仕事・勉強をするデスクの上
- いつも読書をするソファ
- ベッドサイドなど
もちろん人によって生活動線は異なるので、上記を参考に自分でカスタマイズしてくださいね。
今回はワンルームなので、生活上明るさが欲しいのは
- テーブルの上
- ベッドサイド
最低限、この2か所は明るくしたいと思います。
ステップ2 リストアップした箇所に照明を配置する
ベッドサイド
まずは簡単なベッドサイドから。
ベッドサイドは夜寝る前や夜中トイレに行くときなどに「ちょっとした灯り」がほしいので、テーブルランプを選択。
ガッツリのタスク照明ではないので、デザイン重視でも全然OKです。
テーブルの上
続いては、テーブル上の照明。
ここでベース照明に使用していた既存のシーリングライトを取り外します。
シーリングライトを取り外すと引っ掛けシーリングが天井に付いていると思います。
この引っ掛けシーリングがかなり使えるので、有効活用しましょう。
引っ掛けシーリングに専用のライティングレールを取り付けます。
このレールがあると、色んな照明を自由につけたり外したりできるのでめちゃくちゃ便利です。
ちなみにこちらのレールとスポットライトがセットになっている照明がめちゃくちゃ便利でおすすめです。
このレールにペンダントライトを設置して、テーブル上のタスク照明に。
ペンダントライトはタスク照明だけど、デザインがおしゃれなモノも多いから演出照明としても優秀です。
ペンダントライトはテーブルの真上にあった方がバランスが良いので、レールが真上にない時は写真のように真上にフックをつけると良いですよ。
これ、おしゃれなカフェでも結構やってるテクニックです。
ステップ3 最低限の明るさを確保したところでベース照明の調整
ステップ2で生活する上で最低限の明るさは確保しました。
その上でもう少し部屋の明るさが欲しい場合のみ、ベース照明を追加していきましょう。
今回はステップ2で出てきたレールに付属しているスポットライトを2台だけ追加しました。
レールに付属していたスポットライトは全部で4つですが、6畳ワンルームには明るすぎるので、2台のみ追加しました。
ファミリー世帯のリビングなどではもっと広さがあるので、4台使っても良いと思います。
今回はペンダントライトを設置したかったので、ライティングレールを選択しましたが、そうでない人はシーリングスポットライトがおすすめです。
シーリングスポットライトは「シーリングライト」と「スポットライト」の中間的存在です。
ベース照明としては明るさが弱く、スポットライトにしては強調が弱いですが、演出照明を補助するベース照明としては抜群です。
- 明るすぎないこと
- 明るさの調整ができること
- 明暗のメリハリができること
もともと明るさが弱いでの、明るすぎない条件はクリア。
明るさ調整として2灯だけ点灯させることも可能です。
そして、何より4つの照明がついていることで、微妙に明暗が出るのが最高です。
ペンダントライトを使用しないワンルームや引っ掛けシーリングが複数あるファミリー世帯のリビングではシーリングスポットライトが使いやすいと思います。
ステップ4 暗くて寂しいと感じるところに照明をプラス
ステップ3までで生活上必要な照明を設置し、ベース照明を追加して全体の明るさも確保しました。
ステップ4では、それでも「暗く感じる場所」や「寂しく感じる場所」に照明をプラスしていきましょう。
今回、暗くて寂しいと感じた場所は
- 棚上ゾーン
- 反対側の部屋の隅
棚上ゾーン
せっかく可愛い雑貨を飾っている棚上が暗い感じになってしまっていたので、灯りをプラスしました。
この棚上では、雑貨全体に光がまわるようにしたかったので、デスクライトを選択。
人は明るい場所に目線が行きやすいので、雑貨を飾ってあるゾーンには照明を設置するのがおすすめです。
反対側の部屋の隅
反対側の部屋の隅が暗い感じだったので、照明をプラス。
部屋の隅はどうしても暗くなりがちなので、照明で一気に明るい雰囲気に。
今回は棚もなかったので、床に置けるフロアランプを選択。
おすすめは上側にも光がまわるフロアランプです。
上側に光がまわることで天井が明るくなり、解放感が生まれます。
完成!
これで完成!
この4ステップだけで簡単にカフェっぽい雰囲気にすることができますよ!
カフェのようなおしゃれ部屋になる照明の使い方まとめ
インテリア初心者さんでも、照明のコツさえつかめば一瞬でカフェっぽいおしゃれ部屋をつくることができます。
電球色で必要なところのみ明るくして、明暗のメリハリをつける!
おしゃれ照明の取り入れ方4ステップを実践してみる!
具体的なおしゃれ照明の取り入れ方は
- ステップ1 明るさが欲しい場所をリストアップ
- ステップ2 リストアップした箇所に照明を配置する
- ステップ3 最低限の明るさを確保したところでベース照明の調整
- ステップ4 暗くて寂しいと感じるところに照明をプラス
です。
このステップ通りやれば誰でもカフェっぽいおしゃれな部屋をつくることができます。
ぜひ、この記事を参考に実践してみてくださいね。
以上でーす。